2018/10/12
小規模なサイト制作の場合はメモ程度の内容で設計しても問題ないと思います。
むしろ早めにプロトタイプを作成することに注力したほうがいいでしょう。
それに対し、規模が大きくてコーディングやテストに何日もかかりそうな場合は時間を確保して設計書を作成します。
設計書がないと、一度に複数のことを考えながらコーディングすることになります。
またバグを作ってしまったり、機能やデータの漏れ・重複が生じやすくなります。
Laravelの開発においても規模が大きくシステムが複雑になりそうならプログラミングに入る前に設計書を作ることをお勧めします。
DFDについて
DFDとはData Flow Diagram の略式です。
「システムの機能」と「システムで扱うデータ」の流れを表現する図です。
主に外部設計書で使います。
目的
- 他のメンバーとシステムイメージを共有
- 既存システムの全体像を説明するのに活用
- 機能の漏れ、重複がないように分割
- プロセスの詳細化
説明
記号 | 概要 |
---|---|
四角 | 外部要素(外部エンティティ) 分析対象外のデータの発生元や行き先を表す |
矢印 | データフロー データの流れを示す 矢印上にはデータの名称を記述する |
丸 | プロセス(処理) 処理の内容を示す 入力されたデータに何らかの加工を施して出力データを作成 |
2本の平行線 | データストア データが蓄積されたファイルを示す |
ER図について
ERとは(Entity Relation Diagram)の略式です。
一そろいのデータの集まりをエンティティ(Entity)、エンティティ同士の結びつきをリレーション(Relation)と呼んで図にします。
データベースを設計する際に利用します。
ER図を用いてテーブルとテーブルの関係性をビジュアル化します。
説明
ER図は10種類近くの記法があります。
その中でも特に多く利用されているのがIE形式とIDEF1X形式のER図です。
この記事ではIE形式を取り上げます。
要素 | 概要 | ||||||||
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エンティティ | 同じような特徴を持った物事をひとまとめにしたもの。 システムの中では、データとして表現されます。 長方形(角付)で表現します。 |
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アトリビュート(属性) | エンティティに関する情報。 | ||||||||
リレーション | エンティティとエンティティの関連性を表現したもの。 リレーションの詳細は、「カーディナリティ」という記号を使って表現します。 線(実線)で表現します。 |
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カーディナリティ(多重度) | 「1対1」「1対多」「多対多」など、リレーションの詳細を表現する記号のことです。 IE記法では、「○」「l」「鳥の足(3つ股の線)」という3つの記号を組合せて表現します。
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設計書については以上です。
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