35オーバーのエンジニアが転職して3か月が経過(経過報告)

10年以上勤めていた会社を辞めて、2022年の1月から新しい会社で働くことになりました。

巷ではプログラマー35歳定年説がささやかれていますが、僕は35オーバーの転職になります。

そんな僕が転職をして3ヵ月が経過したので、今回は3ヵ月の経過報告をエントリーしようと思います。

 

INDEX

1ヵ月目

2022年1月の正月明けから入社しました。

入ってからすぐにプログラミングの案件はなくWebアプリのテストが最初の主な仕事でした。

プログラミングの案件がすぐに入ってくるわけでもなく、このテストの仕事を1ヵ月以上もすることになります。

見方を変えれば気楽な仕事ですが、テスト作業をするために会社側も僕を雇ったわけではありません。

もちろん、僕としてもテスト作業をずっとやるために入社したわけではありません。

しかし入社してまだ間がないため、左も右もわからない状態です。

「待てば海路の日和あり」という精神でそのうち来るであろうチャンスをじっと待っていました。

 

2ヵ月目

営業さんがちょくちょく、案件の話(※まだ取れていない)を持ってくるようになりました。

まだ、提案の段階ですが、ほんの僅かなチャンスでも見逃すことはできません。

今の自分の置かれた状況を考えると、特にそう感じました。

そんな訳で、積極的に営業さんのサポートに回るように徹しました。

実は僕はプログラミング以外にもデザインも少しできたりします。

営業さん経由でクライアントの要望を聞いて、簡単なラフを Adobe XD や Photoshop で作成しました。(※デザインの勉強しといてよかった。)

それを提案資料として営業さんに渡して商談で使ってもらいました。

これが35オーバーの中途採用の現実ですね。

何でもできるようになっておかないと、案件がとれない。

そして、自分から積極的に動かないといけない。

 

3ヵ月目

その後も営業さんから案件の話がくる度に、デザインのラフや Adobe XD で作成した提案資料を作成しました。

そして、とうとう3カ月目にして案件を取ることができました。(しかも Laravel 案件)

これでやっとテスト要員の仕事から抜けることができます。

しかし喜んでいるのも束の間、今度は期日までにきっちり納品しないといけません。

また、会社の規模も小さく、ほとんど自分1人で案件をこなさなければならない状態です。

(う~、これだとフリーランスとあんまり変わらんな。)

まぁ、今はこの案件を大事にクローズまで持って行って、継続案件をもらえるようにがんばるしかありません。

 

35オーバーの転職 まとめ

 

1.フルスタックエンジニアを目指す

プログラミングだけを特化したスキルを持つよりも、将来マネジメント職につくことを考慮すると、守備範囲はできるだけ広いほうがいいかもしれません。

僕のケースでいくと、デザインの知識・スキルもあったので、営業さんから「クライアントにイメージをつかんでもらうため、何か簡単な画面でも作成できないか?」という要望に応えることができました。

もし、僕が PHP しかできない人材だったら、今回の案件も流れていたかもしれません。

(※ちなみに今、僕が勤めている会社はデザイナーがいません。デザインは全部、外注に出していました。逆の見方をすれば、デザインができることを武器に会社の中で一定のポジションを構築することができますよね。)

そう考えると「自分はバックエンドエンジニアだから PHP だけできたらいい」という考えは非常にリスクがあると思います。

年齢を重ねるとともに、バックエンド以外にも、マーケティングやデザイン、サーバーなど、いろいろなスキルを身につけることをおススメします。

サーバーに関してはまっさらの OS の状態から Laravel の構築までを紹介している記事がありますので、よかったらご参照ください。

 

2.待ちの姿勢ではダメ

新卒じゃないのだから、仕事の姿勢は受け身では駄目です。

僕の場合は仕事をとってきてくれる営業さんと、なるべくコミュニケーションをとるように心掛けました。

最初は他愛のない世間話から距離を縮めるようにしました。

仕事の話に入った際に、その案件をとるにあたって、「何が障壁になっているのか?」「どんなサポートが必要なのか?」吸い上げ、自分にできることをやるようにしました。

営業さんの話でよくあるのが「クライアントに何かイメージをつかんでもらうために、画面を作成してもらえないか?」という要望。

僕は幸い、Photoshop を使ってWebサイトのデザインをするスキルがあったのでこの要望に応えることができました。

もし、そのときにデザインスキルがなくても、そこで諦めていたら、いつまで経っても案件が来ません。

「誰もやる人がいないなら、自分にやらしてください」といって、休日に勉強しながらでも引き取るぐらいの気迫がないと中途採用は厳しいかもしれません。

「仕事を取ってくるのは営業の仕事!自分はエンジニアだから関係ない」という論は確かにその通りです。

しかし現実に目を向けてみてください。

会社の規模が小さければ小さいほど、その理屈はなかなか通らなかったりします。

 

3.基本は「できる」方向で考える

営業さんから案件の相談でくる話はほんとにいろいろです。

中には自分のスキルより高い、難易度の高い案件もあるでしょう。

しかし、どんな案件の話も腰が引けてる状態で聞いていては絶対案件なんてとれません。

営業さんには「できません」と答えるのではなく「どうやったらできるか?」を考えて「こんなやり方だったらできる」という話をしましょう。

「着眼大局、着手小局」

ある程度のプロトタイプを作って問題なければ GO です。

その他の細かい話は、クライアントから注文書をもらったときに考えばいいんです(笑)

それが35オーバー中途採用のエンジニアの立ち振る舞いだと思います。

案件がない状態が続くと、会社にとっても自分のことを重荷に感じてくるでしょうし、何より自分が会社に居づらくなりますよね

新卒と違って、常に道を切り開く気持ちを持ち続けることが大事かもしれません。

 
以上です。

本庄マサノリ

仕事で Laravel を使っています。気づいたことや新しい発見など情報を発信していきます。問い合わせはこちら

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