2018/05/07
レンタルサーバー一台に一つのプロジェクトは勿体ないですよね。
そんなわけで今回は複数のプロジェクトをさくらレンタルサーバーにインストールするやり方を紹介します。
前提条件
・composer インストール済み
・基本的なLinuxコマンドが使える
チュートリアル
手順
プロジェクト名を「tutorial」としてインストールしてみます。
サクラのアカウントは「laraweb」で進めます。
1)Laravelのインストール
2)public ディレクトリを移動する
3)index.phpのパスを変更
4).envファイルで環境変数を定義
5)動作確認
1)Laravelのインストール
1.ホームディレクトリにいることを確認
% pwd /home/laraweb
2.composer を使って laravel5.2 をインストール
% composer create-project "laravel/laravel=5.2.*" tutorial
2)public ディレクトリを移動する
さくらレンタルサーバーの仕様ではウェブ公開ディレクトリ(ドキュメントルート)は以下のようになっています。
先ほどいれた「tutorial」のウェブ公開ディレクトリは
です。
/home/アカウント名/tutorial/publicディレクトリにシンボリックリンクを貼って /home/アカウント名/www/tutorial にアクセスできるようにします。
1./home/アカウント名/www/ にtutorialディレクトリを作成
% pwd /home/laraweb/www % mkdir tutorial
2./home/アカウント名/tutorial/public/ の中身を/home/アカウント名/www/tutorial に移動させる
% pwd /home/laraweb/tutorial/public % mv index.php ../../www/tutorial/index.php % mv .htaccess ../../www/tutorial/.htaccess % mv web.config ../../www/tutorial/web.config % mv robots.txt ../../www/tutorial/robots.txt % mv favicon.ico ../../www/tutorial/favicon.ico
3.シンボリックリンク
Laravelプロジェクトにあるpublicディレクトリ→さくらのウェブ公開ディレクトリにシンボリックリンクを貼ります。
% ln -s /home/laraweb/www/tutorial /home/laraweb/tutorial/public
3)index.phpのパスを変更
/home/laraweb/www/tutorial/index.php を編集します。
: #require __DIR__.'/../bootstrap/autoload.php'; require __DIR__.'/../../tutorial/bootstrap/autoload.php'; : #$app = require_once __DIR__.'/../bootstrap/start.php'; $app = require_once __DIR__.'/../../tutorial/bootstrap/app.php'; :
4).envファイルで環境変数を定義
本番環境ではドキュメントルートにプロジェクト名が入ってしまいます。
ローカル環境と同じにするために.envファイルで環境変数を定義します。
- 【 参照 】環境ごとにパブリックパスが違う時の対処法
5)動作確認
問題なければ以下のようなデモ画面が表示されます。
以上です。
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