2020/07/30
「プログラミングを学びたいけれども、学校に通うお金や時間は無い。」
「サービスがたくさんあって、どれを選んだら良いか分からない」
そんな悩みを抱えている人は多いでしょう。
今回は、プログラミングが学べる、評判の動画学習サイトを3つご紹介します。
- ドットインストール
- Schoo(スクー)
- Udemy(ユーデミー)
それぞれの特徴や料金を分かりやすく解説しているので、ご自分に合ったサービスを見つけることができるでしょう。
Index
ドットインストール
ドットインストールは、「3分動画でマスターできるプログラミング」がコンセプトの動画サービスです。
日本の個人ブログのパイオニア的存在、元「百式」管理人の田口元さんが2011年に立ち上げました。「3分」というハードルの低さが良いですね!
400以上にのぼるレッスン(動画6,000本以上)を提供しており、現在も毎週のように新しいレッスンが追加されています。
ドットインストールの特徴
ドットインストールの特徴は次の3つです。
1. 1本の動画が3分以下
動画レッスンは「スクリーンキャスト」という、パソコンのスクリーンを見せながら解説していくスタイルです。ひとつのレッスンは2~30本ほどの動画のセットで構成されています。
スキマ時間を活用できますし、必要な部分をピンポイントで見返すのにも合理的ですね。
2. 初心者にやさしい
「そもそも何を、どうやって学んだら良いかも分からない」という人には、「プログラミング学習ガイド https://dotinstall.com/guide のページが参考になります。
3. 無料で見られるプログラミング学習動画が多い
入門・初級レベルの講座の多くは無料で見放題です。後で紹介するSchooやUdemyにも無料動画はあります。けれども、無料で学べるプログラミング学習のコンテンツ数は、ドットインストールの方が充実しています。
ドットインストールのプログラミング講座内容
ドットインストールはプログラミング学習に特化したサービスなので、体系的に講座内容が網羅されています。「アプリを作りたい」、「Laravelを学びたい」など、目的に合ったレッスンをすぐに見つけることができます。
「PHPでビンゴシートを作ろう」、「JavaScriptで音声認識サービスを作ろう」など、初心者が学びながら楽しく達成感を味わえるレッスンも魅力的です。
気になる人はぜひこちらのレッスン一覧を見てください。
ドットインストールの料金体系
ドットインストールの料金体系は、無料会員とプレミアム会員(月額税込1,080円)の2本立てです。無料会員は 無料動画視聴と学習履歴管理サービスが利用できます。
プレミアム会員は有料動画に加えて質問機能(月5回、スタッフが回答)、ソースコードを閲覧・比較するサービスが使えます。
ドットインストールが向いている人
ドットインストールはプログラミング初心者に親切な学習サイトです。また、プログラミングに特化しているので、中級以上のユーザーがブラシュアップしたい言語やスキルを効率良く学ぶにも良いでしょう。
Schoo(スクー)の特徴と料金体系
Schooのコンセプトは「大人たちがずっと学び続ける生放送コミュニティ」。「人生100年時代」と言われる今を生き抜くために、大人が学び続ける場を提供しています。個人会員数は40万人(2019年12月末時点)を突破し、録画授業の数は約5,000本(2020年3月1日時点)に及びます。
毎日、夕方から夜にかけて1~3本の生放送授業があり、順次、録画授業としてストックされていきます。
Schooの特徴
Schooの特徴は下記の3点です。
1. 生放送授業の双方向性とコミュニティ
Schooの授業は、1コマ約1時間。講師の先生が「学生代表」と呼ばれる司会進行役と一緒に進める形式です。生放送中、受講生はリアルタイムでコメントや質問をチャットで投稿できます。
投稿されたコメントや質問に答えながら授業が進むので、まるで教室にいるようなライブ感と双方向性が味わえます。また、受講生同士が意見や学びをシェアし合えるコミュニティの場にもなっているのも魅力のひとつです。
2. 幅広い授業ジャンル
Schooにはプログラミングだけでなくデザイン、ビジネススキル、経済・政治・社会、健康、語学など、幅広いジャンルの授業があります。先生は現役プログラマーや実業家、評論家、ベストセラー書籍の著者など、様々な分野で活躍する人々です。
3. PC版とスマホ版が利用可能
SchooはPCからでもスマホからでも受講できます。途中で視聴を中断した録画授業は、別の端末で続きから再生可能です。録画授業はスマホにダウンロードできるので、通信料を気にせずどこでも学習できるのは、ありがたいですね。
Schooの料金体系
Schooの料金体系は、無料のオープン会員かプレミアム会員(月額税込980円)の2種類です。実名登録が推奨されていますが、ハンドル名でも大丈夫です。生放送授業にコメントするには、メール認証とプロフィール写真(顔写真でなくてもOK)の登録が必要となります。
無料会員は生放送授業と、無料公開されている一部の録画授業が視聴できます。プロフィール写真を登録すると、録画授業が1回視聴できるチケットが1枚もらえます。これで目当ての録画授業を視聴してみると良いでしょう。
Schooのプログラミング講座
Schooはかつて学部制度を展開していて、「プログラミング学部」もありました。現在、学部制は廃止されています。
毎日1~3本の生放送があるものの、プログラミング関連の授業が毎日生放送されているわけではありません。無料録画授業も、一般的なビジネススキルや自己啓発などがほとんどです。プログラミングを学ぶためには、プレミアム会員になる必要があります。
Schooが向いている人
Schooは、プログラミングだけでなく、幅広いジャンルについて学びたい人に向いています。通勤中などのスキマ時間も活用しながら毎日受講し続ければ、新書1冊分ほどの月額料金で、何十倍もの学びが得られるのがメリットです。
Udemy(ユーデミー)の特徴と料金体系
Udemyは2009年にアメリカで設立された、動画学習プラットフォームです。「知識とスキルで人生をもっと豊かに」をコンセプトに、学びたい人と教えたい人を繋げています。
現在は世界190か国以上で5,000万人の受講生と5万7,000人の講師を擁し、15万ものコースを提供しています。日本ではベネッセコーポレーションが提携しています。
Udemyの特徴
次の3つがUdemyの特徴です。
1. 質の高い教育版YouTube
Udemyは、運営側がカリキュラムを企画したり講師を招聘するシステムではありません。YouTubeのように、教えたい人=講師が、それぞれ工夫をこらした動画を投稿するのです。
ただし、有料が前提なうえに、ユーザーの評価が付くので、玉石混交なYouTubeと違ってレベルは確保されています。とにかく力の入った、質の高いコースが多いです。また、購入者が講師に質問できるのも、ありがたいサービスです。
2. 幅広いジャンルと国際性
財務会計からウクレレまで、幅広いジャンルのコースがあります。国際的なプラットフォームだけに、外国語ができる人は海外発のコースからも学べます。
膨大なコース数ですが、目的のカテゴリー内を「評価」「言語」「価格(有料/無料)」などで絞り込み検索ができるので、ストレスなく目当てのコースを探せます。
3. PC版とスマホ版が利用可能
UdemyもSchoo同様、スマホでも受講できます。Udemyのスマホアプリは、開くと視聴途中の動画がすぐ出てくるので、とても使いやすいです。もちろん動画はスマホにダウンロードして利用できます。
Udemyの料金体系
ドットインストールやSchooと違って、Udemyは受講したいコースを購入するシステムです。初めてUdemyのサイトにアクセスすると、コースの価格が高いことに驚くかもしれません。安いものでも3,000円、2万円以上するものもたくさんあります。
けれども、Udemyはかなりの頻度でセールを行っていて、セール時にはほとんどのコースが1,000円台まで下がります。目当てのコースは「ほしい物リスト」などに入れておき、セールになるのを待ちましょう。
会員登録をして「お得な情報を受け取る」設定にしておけば、セールの通知がメールで届きます。
Udemyのプログラミング講座
現在、Udemyのウェブ開発のカテゴリーには7,208のコースがあり、そのうち日本語のコースは128、日本語で無料のものは807件です。プログラム言語に限定すると、日本語のコースは88、そのうち無料講座が8コースあります。まずは無料動画を見たり、気になるコースのお試し動画を視聴してみることをおススメします。
Udemyが向いている人
Udemyは初級者から上級者まで、多少お金がかかっても、自分に合ったコースでしっかり学びたい人に向いています。また、海外のトレンドや幅広いジャンルに興味がある人にも向いているでしょう。
まとめ
以上、ドットインストール、Schoo、Udemyの特徴や料金体系がご理解いただけたと思います。
まずは、各動画学習動画サイトの無料枠で入口だけ入ってみて、そこから興味が沸いたり、理解しやすいと思ったら課金してみてはどうでしょうか?
今回紹介した動画学習サイトはそれぞれの目的やレベルに応じて選べますが、当ブログでは、レベルを問わず質の高い動画で学べるUdemyをおススメしています。
ぜひ一度、気になる分野の動画を試してみてはいかがでしょうか?
仕事で Laravel を使っています。気づいたことや新しい発見など情報を発信していきます。問い合わせはこちら。