シンボリックリンクについて ( さくらサーバの注意点 )

2020/02/18

さくらレンタルサーバのウェブサイトのルート(公開フォルダ)は /home/{アカウント}/www になります。

もし、アカウント直下に laravel のプロジェクトを作成したらウェブサイトのルートは /home/{アカウント}/{Laravelプロジェクト}/public になります。

つまり、このままだと公開フォルダのパスが通っていないのでエラーになります。

公開させるには laravel のプロジェクト直下にある /public/ ディレクトリをシンボリックリンクで /home/{アカウント}/www にしてあげる作業が必要になります。

ディレクトリ構成を図で表すと以下のようになります。


# ディレクトリ構成
┝ www ← リンク先
  ┝ index.php
  ┝ web.config
  ┝ .htaccess
  :
┝ {laravle project}
  ┝ public ← シンボリックリンク(実体ファイルは../www)
  ┝ app
  ┝ resources
  :

今回はシンボリックリンクについてのエントリーをします。

 

シンボリックリンクについて

シンボリックリンクとは、Windowsでいうところのショートカットのようなものです。

例えば、実態の実行ファイルをパスの通っていない場所 /home/(laravel project)/public/ に設置して、リンクのパスの通った場所 /home/www/ に設置することでリンクを通してファイルを実行することができるようになります。

 

書式

Linux

# 書式
ln -s 【実体ファイル】 【シンボリックリンク】

# 使用例
ln -s /home/laraweb/www /home/laraweb/practice/public

 

Windows

# 書式
mklink /D 【シンボリックリンク】 【実体ファイル】

# 使用例
mklink /D C:\xampp\htdocs\Laravel_project\public C:\xampp\htodcs\www

ポイント

コマンドプロンプトでシンボリックリンクを実行する場合は、管理者権限でないと実行できません。

以上です。

 

さくらのレンタルサーバ スタンダード

当サイトで実演 & 解説している Laravel のプログラムは「さくらのレンタルサーバー」の「スタンダード」プランの環境を前提にして解説しています。非常にコスパがよく利用者からも評価が高いサーバーです。もし、当サイトで解説している Laravel のチュートリアルを同じ環境で試して動かしてみたい方はおススメのサーバーです。

公式サイトで詳細を見る

オススメ

 

本庄マサノリ

仕事で Laravel を使っています。気づいたことや新しい発見など情報を発信していきます。問い合わせはこちら

>> Twitter をフォローする

 

-環境構築