2020/12/03
「はじめてのVPSシリーズ」の第5回目です。
前回はVPSにWEBサーバー(Apache)をインストールしてHTMLファイルをアップして表示させました。
今回は「さくらインターネット」でドメインを取得してDNSの設定をしてみます。
はじめてのVPS 初期セットアップ④ ~ Webサーバーのインストール ~
今回のゴール
ブラウザにIPアドレスではなく、ドメインを入力してHTMLページを表示させる。
前提知識
「ドメインの取得やDNSの設定」はサーバー本体の構築とは別の話になります。
別途、さくらインターネットでドメインを取得(有料)し、VPS管理画面とは別の管理画面でDNSの設定を行います。
なお、「さくらのVPS」を契約した場合は無料でDNS(ネームサーバー)設定を行うことができます。
手順
独自ドメインの取得
独自ドメインを取得していない場合は、まずはドメインを取得します。
ドメインは 「お名前.com」 など他の会社もありますが、VPSと同じ 「さくらインターネット」 で取得すると自動的に「DNSの登録」がされます。
今回、自分は さくらインターネットで「laravel.tokyo」を取得しました。
DNSの登録
DNS(ネームサーバー)については、さくらのVPSの管理画面では行いません。
さくらの会員メニューにログインして行います。
さくらVPSのお試し期間中はDNSの利用が制限されます。
「契約情報」 -> 「契約ドメインの確認」をクリック。
「ドメインメニュー」をクリック
さくらインターネット以外でドメインを取得した場合は「ネームサーバー新規登録」をクリック。
その後「新しいネームサーバの登録」にてドメイン名を入力して登録します。
さくらインターネットでドメインを取得した場合は既にDNSに登録されています。
以下のように登録されていれば次の「ゾーンの設定」に進みます。
ゾーンの設定
ゾーンの設定方法は3パターンありますが、複雑な設定をしたい場合を除いて「簡単設定」でOKです。
インターネットのドメイン名の管理において、あるDNSサーバ(ネームサーバ)が自ら管理するドメイン範囲のこと。
以下のように「簡単設定」のブロックにある「サーバのIPアドレス」の項目に VPN の IPアドレスを入力し、「送信する」ボタンをクリックしてOKです。
以下のような画面でゾーン設定は完了です。
ドメインをIPアドレスに置き換えるレコード。一番基本的なレコードになります。
【 MXレコード 】
メールエクスチェンジの略で、メールサーバのホスト名を記載するレコードです。
【 CNAMEレコード 】
キャノニカルネームの略でドメインを別のドメインに置き換えるレコードです。特定のドメインを別のドメインに転送する場合に使用します。
動作確認
先ほどDNSに設定したドメインでアクセスしてみます。
以下のようにドメインを入力してHTMLが表示されていればOKです。
以上です。
さくらのVPS
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