2021/02/09
「はじめてのVPSシリーズ」の第14回です。
一応、今回で最終回になります。
前回は Laravel の設定と DB の接続を行いました。
はじめてのVPS初期セットアップ⑬ ~ Laravelの設定+DB接続 ~
今回はLaravelに備わっているログイン認証機能(Auth機能)を実装してみます。
一般的には、認証(Authentication)や認可(Authorization)のことを指します。
認証とは、ユーザ登録やログインのことです。認可とは、特定の条件のユーザなどに権限を与えることです。
Laravel には Authミドルウェア が最初から組み込まれています。
事前準備
事前に Node.js をインストールしておきます。
CentOS7 で解説していきますが、Ubuntu の方は以下のページをご参照ください。
1) リポジトリを追加
CentOS 7 の標準リポジトリには、Node.js が含まれていません。
公式から提供されているリポジトリを追加することで対応します。
[root@example ~]# yum install https://rpm.nodesource.com/pub_12.x/el/7/x86_64/nodesource-release-el7-1.noarch.rpm
2) パッケージ情報を取得
[root@example ~]# yum info nodejs
以下のように Node.js12 系が認識されていれば問題ありません。
3) インストール
yum でインストールを実行します。
[root@example ~]# yum install nodejs
4) バージョン確認
Node.js のバージョンを確認します。
Node.js で使用するパッケージ管理ツールの npm もインストールされていますので、同様にバージョン情報を確認しておきましょう。
[root@example ~]# node --version
[root@example ~]# npm --version

新しいLinuxの教科書
ただ、読むだけではなく実践しながら進める形式になっています。(※コマンド一覧とか早引きの本ではありません)初心者がつまずくであろう箇所は補足説明がしっかり入っています。基本を大事にしている本なので、書いてあることはとてもわかりやすいです。それゆえ、中級者以上の方には物足りないかもしれませんが、初学者にはススメします!
手順
1) laravel/uiライブラリをインストール
# Laravel6
$ composer require laravel/ui:^1.0 --dev
# Laravel7
$ composer require laravel/ui:^2.4
2) ログイン機能&テーブル作成
前回のDB接続でマイグレーションを実行している方は php artisan migrate
コマンド実行をスキップしてOKです。
#ログイン機能
$ php artisan ui vue --auth
#テーブル作成
$ php artisan migrate
3) フロントエンドに必要なパッケージをインストール
事前準備でインストールした NPMコマンドをここで実行します。
$ npm install
4) CSS/JSを作成ビルド
$ npm run dev
5) 動作確認
上記を実行すると、右上に「LOGIN」と「REGISTER」のリンクが追加されます。
以上です。

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