2021/03/16
NPM とは Node.js のパッケージマネージャーです。
Node.js で動くパッケージをインストール・アンインストールするには npmコマンドを実行します。
PHPでいう、composer の役割ですね。
今回はnpmコマンドについてまとめてみました。
事前知識
npm(Node Package Manager)とは
・Node.js のモジュール管理ツール
・フロントエンドで使用する Japascript のパッケージ(例:Vue や jQuery といった有名なフレームワークや Gulp などのビルドシステムなど)のインストールとバージョン管理に使用。
・Node.js をインストールすると npm もインストールされる
package.jsonとは
・アプリケーションのマニフェストファイル
・そのアプリケーションに必要なパッケージ名・バージョンがリストされる
・package.json にリストされたパッケージ情報を元に、アプリケーションに必要なパッケージを一括インストールすることができる。
node_modulesフォルダ
・npm install
コマンドを実行すると Laravel プロジェクト直下に生成されます。
・npm のインストール場所としてパッケージをインストールします。
コマンド INDEX
バージョン確認
npm が入っているかの確認に。
$ npm --version
$ npm -v
### Node.js
$ node --version
$ node -v
初期化
カレントディレクトリに package.json
を作成します。
$ npm init
このコマンドを入力するとプロジェクト名やバージョンなどを聞かれます。答えていくと package.json が作成されます。
なお、Laravelではデフォルトで作成されます。
インストール
# グローバルな領域にインストール
$ npm install -g パッケージ名
# -g を付けないとローカルインストール
$ npm install パッケージ名
# --saveオプションを付与すると package.json の dependencies に依存関係が追記される
# dependencies には公開する際に必要なパッケージを記録する
$ npm install --save パッケージ名
# --save-devオプションを付与すると package.json の devDependencies に依存関係が追記される
# Gulp や Gulp で使うプラグインなど、開発時だけ必要となるときは付ける
$ npm install --save-dev パッケージ名
# package.json に書かれているすべてのパッケージをインストール
$ npm install
# package.json の dependencies に書かれているパッケージのみインストール
$ npm install --production
# バージョン指定してインストール
$ npm install パッケージ名@バージョン
$ npm install gulp@4.0.2
--save-dev すると、自動で package.json の devDependencies に追加されます。そして dependencies には追記されません。
git clone
でクローンしてきて、必要なパッケージをインストールするときに npm install --production
とすると、devDependencies はインストールされません。
逆に dependencies に入っているとインストールされてしまうので、Git Hub にソースを公開するときは使い分けできていると親切です。
アンインストール
# グローバルで削除
$ npm uninstall -g パッケージ名
# -g を付けないとローカルインストール
$ npm uninstall パッケージ名
# package.json の Dependencies 欄の記述も削除
$ npm uninstall --save パッケージ名
# package.json の devDependencies 欄からの削除
$ npm uninstall --save-dev
インストール済みパッケージの確認
# パッケージインストールリスト
$ npm list
# グローバルでインストールされているモジュール一覧
$ npm list -g
パッケージのアップデート
$ npm up
以上です。
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