はじめてのVPS(さくらのVPS)~ Webプログラマーなら最低1台は必須!~

2020/12/14

当ブログでは初心者の方には「レンタルサーバー」をおススメしています。

ただ、Linuxの知識がある方や初心の枠から脱した人は「VPS」をおススメします。

「レンタルサーバー」ではroot権限がないので、出来ることが限られるからです。

もし、あなたがデザイナーで静的ページのサイトしか作らないのであれば「レンタルサーバー」でOKです。

ただ、Webプログラマーとして仕事をするのであれば、最低1台は自分専用(学習用)のVPSは持っておいたほうがいいでしょう。

今回は「さくらインターネットのVPS」の申し込みからSSHでサーバーにアクセスするところまでをご紹介します。

【 プランについて 】
推奨するVPSのプランは「1Gプラン」をおススメします。
料金は 月額800円 になります。

 

目的 推奨するVPSプラン
PHPなどプラグラム言語を使わない静的サイトを公開したい。DBも使わない。 VPS 512プラン
1つの中小企業のコーポレートサイトをWordPressで構築したい。 VPS 1Gプラン
WordPressのマルチサイト機能を使ったり、複数ドメインを取っていくつかのサイトを運営したい。 VPS 2Gプラン以上

 

今回のゴール

さくらVPSを申し込んで、SSHクライアントソフトで接続する。

 

手順

1. さくらインターネット VPSの申し込み

さくらのVPSのページにアクセスします。

さくらのVPS

右上の「お申込み」ボタンをクリックします。

クレジットカード決済ならば2週間無料で試用できます。使用期間中は一部機能に制限がありますが、2週間以内ならとりあえず使ってみて後からキャンセルすればお金はかかりません。

 

2. VPSのプラン選択

最初に「リージョン・ゾーン」を選択します。

サーバーを設置している場所のことで「石狩」と「東京」があります。

ネットワーク距離が気になる方は「東京」を選択します。

自然災害的なリスクを考慮するなら「石狩」を選択します。

次にプランを選択します。

Laravelを使って開発をするなら、512Mだとちょっと不安かもしれません。1Gプランにチェック。

 
次にストレージ選択です。

動画配信サイトを運営したい場合を除いて、通常はSSDの容量は 50GB で十分足ります。

 

3. 請求金額の確認

このあとは「カートに入れる」ボタンで次に進み、「請求金額の確認」をします。

 
さくらインターネットをはじめて利用される方は「新規会員登録」へ、レンタルサーバーをレンタルしたことがある方はコントロールパネルに「ログイン」します。

 
次に支払い方法を入力していきます。

VPSの毎月払い/年間一括払い、支払い方法(クレジットカード、銀行振込、・・・)の選択を経て、登録を完了します。

 

4. さくらからのメール(VPS情報)確認

しばらくすると、登録したメールアドレス宛にメールが届きます。

以下の3通のメールが15分以内に届きます。

  • 会員登録完了のお知らせ ※新規会員登録した場合
  • お申込み受付完了のお知らせ
  • [さくらのVPS]仮登録完了のお知らせ

このうち、VPSへのアクセス情報は「仮登録完了のお知らせ」のメールになります。

 

5. VPSコントロールパネルにログイン

この時点ではまだVPSは起動していません。

VPSコントロールパネルにログインしVPSを起動します。

コントロールパネルへは さくらの会員IDを使ってログインします。

 

6. サーバーの起動

VPSコントロールパネルでは、契約したVPSが表示されます。

起動するVPSをクリックします。

 
「起動」ボタンを押すとデフォルトの CentOS6 が起動されます。

「CentOS7」をインストールする場合は「各種設定」 ->「OSインストール」をクリック。

 
「標準OSインストール」を選択し、「CentOS7 ×86_64」をプルダウンメニューから選択します。

CentOS はLinux の一種(ディストリビューション)です。日本で使われているサーバーでは最も人気があります。

【 CentOS 7 ×86_64】
"CentOS7の64bit" という意味です。
32bit の場合は i386 という表記になります。

次に「新しい管理ユーザーのパスワード」を入力します。

さくらからメールで送られたパスワードを入力しましょう。

パスワードを入力すると「設定内容を確認する」ボタンがアクティブになるのでクリックします。

【 スタートアップスクリプト 】
新にサーバーを作成する際、任意の「スタートアップスクリプト」を選択することにより、起動時にそれらを自動的に実行する機能です。今回は利用しません。

 
次の画面で「インストールを実行」をクリック。

OSのインストールが開始されます。インストールの完了には数分程度かかります。

このまま暫く待ってから、VPSのホーム画面に行きます。

以下のように「停止中」から「稼働中」になればOKです。

デフォルトではパケットフィルタがオンになっています。
(※ SSH通信のみが許可される設定になっています)
今後、Webサーバーなど他のサービスを利用するために、新たに「解放ポートを追加する」か、「パケットフィルタを利用しない」に設定する必要があります。

パケットフィルタ機能(さくらのVPS)

 

7. SSHクライアントソフトでVPSにアクセス

SSHクライアントソフトは Poderosa を利用しました。

Poderosa に関しては以下のページをご参照ください。

 
実際の設定は以下になります。

[接続先] IPアドレス
[アカウント] root
[パスワード] さくらから送られたパスワード

 
以下のように繋がればOKです。

 
以上です。

 

さくらのVPS

Linuxの知識がある方や初心者の枠から脱した人は「VPS」をおススメします!もし、あなたがデザイナーで静的ページのサイトしか作らないのであれば「レンタルサーバー」でOKです。ただ、Webプログラマーとして仕事をするのであればroot権限のあるVPSサーバーを最低1台、自分専用(学習用)を持っておいたほうがいいでしょう。

Laravelプログラマーの初心者が選ぶ学習用サーバーとは?

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本庄マサノリ

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