AWS EC2 に「Laravel + Laradock」をデプロイするシリーズの第6回目です。
イントロは以下になります。
AWS EC2にLaravel + Laradockをデプロイ(イントロ)
前回は AWS EC2 にソフト(Git/Docker/Docker Compose)をインストールしました。
今回はGitクローンでソースコードを持って来て、Dockerを起動してみます。
ローカルでのDockerでLaravelの環境構築は以下でまとめています。
構築していない方はGit Hubにてプッシュしているのでこちらをクローンしてください。
手順
1.Gitクローン(サブモジュールを含む)
Laradockは外部のリポジトリなのでサブモジュールとして追加しました。
サブモジュールを含んだプロジェクトを一発でクローンするには以下のコマンドでOKです。
$ pwd
/home/ubuntu
# サブモジュールを含んだプロジェクトをクローン
# 第二引数を省略した場合は
$ git clone --recursive https://github.com/honjou/laravel_app4
# すでにクローン済みで、サブモジュールを含んでいない場合は次のコマンド
$ git clone https://github.com/honjou/laravel_app4
$ git submodule update --init --recursive
実例
2..env(laradock側)の作成
Laradockにある .envファイル
はgitignoreに入っているのでリポジトリにはありません。
ローカルで構築したように env-example
をコピーして編集します。
$ cd laravel_app4/laradock
$ cp env-example .env
実例
Laradockの環境設定ファイル(.env)の修正
$ vi .env
# Laravelの格納場所を変更
APP_CODE_PATH_HOST=../src/
# PHPのバージョンを設定
PHP_VERSION=7.3
# MySQLのバージョンを設定
MYSQL_VERSION=5.7
実例
viの使い方がわからない方は以下をご参考にください。
3.Dockerコンテナ立ち上げ
今いる場所がLaradockディレクトリにいることを確認し、ApacheとMySQLのコンテナを起動します。
root@ip:/home/ubuntu/(パス)# docker-compose up -d apache2 mysql
実例
EC2インスタンス内での「Gitクローン&Docker起動」の作業は以上になります。
図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
自分はネットワークの基礎知識が多少あったので、AWSでのデプロイを舐めてかかったら手酷くやられてしまいました(苦笑)AWSの専門用語が多すぎて、ハンズオン資料の流れが理解できなかったからです。本書では概念図と丁寧な用語解説がされているので、用語の整理にはなります。(※業務的な内容はありません。)ハンズオン資料はネットにあるので、まずはAWSの用語を本書で抑えてからEC2インスタンスの作成を始めると上手くいくと思います。
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